♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.142「おもてなしとは何か」

おはようございます。今日から個人懇談がスタートしますので、あなたたちにとっては、部活動の時間が増えたり、自由に使える時間が増えたりして、よい1週間だろうと思います。ただし、時間があるからと言って、余裕で過ごすことはしないでください。そういう人に限って、「時間がありませんでした」という言い訳を言っていますから。その言葉、もうやめませんか?

昨日、とある焼き肉屋さんへ行き、食べたいだけ食べて最後にお会計をする時にふと名札を見ると、名前の近くに「おもてなし係」の文字が、他の人を見ると、みんな書いてあるではありませんか。でも、私はお会計の瞬間までそのことに気づかなかったのです。1つの理由は気にしていなかったからですが、もう1つは、「おもてなし」を受けようという気持ちが自分になかったからです。外食する時に、どんなことをされたら嬉しいかと考えて接客する方は大勢いますが、それに対して感謝したり、そもそも気づいたりできていないと思ったのです。やっぱりこういうところで、もっともっと自然に「ありがとう」が言える人に

なれるよう頑張らねばと決意を新たにしました。

 

令和元年12月16日 朝の黒板メッセージ