こんにちは。やっと手に入れたお休みをオリンピックと読書で費やしています。時々仕事をやると、仕事しかしなくなるからダメですね。
今日紹介するのは、伊坂幸太郎の『終末のフール』です。私は英語が大嫌いなので、フールって何だろうと思いながら読んでいました。おそらくエイプリルフールという言葉から、騙すとか嘘とかそんな類の話なのかな?と予想していました。
一番初めの短編作品がまさに、母親が夫と娘を「騙す」ことで話が展開していき、なるほどなと思いました。しかし感心したのはそこだけはありませんでした。人類滅亡を統一テーマとして、様々な人が地球滅亡は嘘ではないのか?死に直面した時に頼るべきものは自分しかいないのか?要するに、様々な情報に左右されながらも生きることの意味を考えさせる内容であったことに強く感動しました。
こんな私でも、固まった時間を取らず、途切れ途切れに読めました。ぜひ読んでみてください。