私の好きなアーティストの一人、MASHの「音楽をとめないで」の中にこんな一節があります。
アメリカのピストルは世界さえも滅ぼすって、
僕の言葉も、時に君をも殺す・・・
一言で人を傷つけることはいとも簡単にできる。そんなことを喩えている歌詞に出てくる「言葉」について説明します。
語源辞典を調べると、「言の端」から事実の伴わない口先だけの軽い意味を表していたと書かれています。そして、今の漢字が残ったのは葉に「たくさん」という意味があったからだとか。
私の感覚では、自分という木に勉強することでたくさんの葉っぱをつけていく。そして色んなきっかけでその葉っぱを落とし、葉っぱを拾った人たちが自分をどんな木なのか判断してくれる。そんなものだと思っています。
似た言葉で、言霊(ことだま)という言葉があります。文字通り、言葉に霊が宿っているという考え方のことです。
どちらもに共通していることは、こちらがどう思っているかは関係なく、拾ったり受け取ったりする側が、それを見てどう思うかが大切だという点です。
葉っぱを見て、伐採される木もあれば、大切に守ろうとされる木もあります。
言葉って難しいですね。