おはようございます。卒業式直前の数分間を使って最後の話をします。まずは卒業おめでとう。今日まで1062日間よく頑張りました。あなたたちが卒業式を終え、体育館を出た後、私が直接あなたたちに話す機会などないので、話をさせてください。
今朝、布団から出て雨が降っていた時、あなたはどんなことを思いましたか。濡れると嫌だとか、髪がまとまらないとか、晴れなかったなとかいろんな思いがあったと思いますが、私は修学旅行の最終日を思い出しました。あの日はバスに乗るまでは土砂降りで、クルージングは厳しいかなと思っていました。でも、船の出発とともに太陽が出てきて気持ちの良い瀬戸内海の風を感じながらクルージングできました。今日の卒業式はそこまで都合よく天気が回復しないかもしれませんが、体育館を出た後の空には期待したいと思います。
卒業式には堂々と入場してください。起立、着席は凛とした姿勢で行ってください。途中泣いてしまうこともあるかもしれませんが、それでも最後の最後まで卒業生を演じきってください。
卒業式が終わった後は、余韻に浸りつつ、穏やかに教室で最後のHRに臨んでください。遠足みたいなことを言いますが、帰るまでが卒業式です。なんでもやっていいわけではありません。今日1日が無事に終わり、4月から次のステージで頑張れるよう応援しています。3年間ありがとうございました。
令和7年3月3日(月)