♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

卒業式後、保護者への挨拶

改めまして、本日はご卒業おめでとうございます。職員一同お祝い申し上げます。また、横にいる担任の先生方とともに、そして保護者の皆様に応援され、この学年を終えられたことを深く感謝申し上げます。
 私はおよそ3年前に「一人ひとりが応援される人になる」というスローガンを掲げ、この学年をスタートさせました。新しいカリキュラム、新しい評価、1年次からの全員へのタブレット導入、探Qと呼ばれる取り組みなど、私たちの学年からスタートしたことが数多くあって、その中で“経験していないからこそ挑戦できる”という姿を、学年団として見せていけたのではないかと今振り返れば思います。私自身も当時32歳という浅い経験の中、学年主任という大役を受け、正直思い通りにならないことばかりでした。でもこれだけははっきりと言えます。手を抜いて生徒の前に立った瞬間はこの3年間で一度もありません。そして力不足ではありましたが、取り組んできたことに後悔は全くありません。
 今日からお子様はそれぞれの道へ進んでいきます。道を進むにあたり、私たちはこれまでたくさんの言葉を伝えてきました。きっとそのほとんどは、一旦忘れてしまうのだと思います。でも、私が高校時代の恩師から何気ない一言をもらって今を力強く生きているように、きっと彼らの彼女らの人生の分岐点で私たちの言葉がよい影響を与えてくれると信じています。
 私にとって初めて学年主任として受け持ったこの学年は一生の財産です。さまざまな場面で支えていただいた保護者の皆様、そして私を信じてついてきてくださった担任の先生方、本当にありがとうございました。これで挨拶を終わります。


令和7年3月3日(月)



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