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応援される人とは?
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私は学年主任として3年間「応援される人になれ」と言ってきました。
あなたが考える「応援される人」とは何か分かったでしょうか。
私からゆっくりと話が出来る機会は今日が最後だと思うので
私なりの答えを話したいと思います。
私が考える「応援される人」とは、素直な人だと思います。
周りの助言を素直に受け入れて、期待に応えようとする人だと思います。
そして、何事にも勝負しようという気持ちを持つ人だと思います。
自分の経験したことのないことを成し遂げようと努力する姿は
周りが応援したくなります。
そして1度始めたことを最後までやり通そうとする人、やり抜ける人も
応援したくなると思います。
そして何よりも、応援されているということは、
支えられているということに気づいて感謝出来る人も
また応援される人だと思います。
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コミュニケーションとは仮説の検証である
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YouTuberの鴨頭さんが言っていた言葉に「コミュニケーションとは仮説の検証である」
というものがありました。私がずっと言語化できず、それでも伝えたいメッセージに
限りなく近い物だったのでみんなに紹介したいと思います。
私は学年主任でありながら、時として担任の先生を超えて面談することを大切にしてきました。
それは、自分自身が高校時代にこれでよいと思い込んで、
視野を狭くしてしまっていた苦い記憶があるからです。
コミュニケーションを取ることで、こういう見方考え方があるよ、と伝え
それによって新しい見方を得ることがとても大切だと感じ貫いてきました。
これからあなたたちはそれぞれの道に進む上で、このコミュニケーションがとても大切です。
あの人は合わないとか、あの人と自分は関係ないと言って、コミュニケーションを怠ると
その分あとで苦労します。逆に苦労しながらコミュニケーションを取っていると
必ずあとで助けてもらえるし、悪いことはそうそうないのです。
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卒業式に向けて
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よくことわざで「終わり良ければ全てよし」「立つ鳥跡を濁さず」と言います。
高校ではそれを、卒業式によく使います。
卒業式に派手な髪型にして、派手な化粧をして出席しようとして
職員室で黒スプレーを号泣しながらかけられている卒業生をかつて何度も見てきました。
もうそんな時代ではないかも知れませんが、そうやって最後の最後に
ルールを破ろうとしたというのは、「あぁこの学年はそういう学年なんだな」という
悲しいレッテルを貼られることにつながります。
私はそんな最後を迎えたくない。あなたたちを信じているからこそ
今言ったことや今から言うことも含めてよく考えて当日を迎えてください。
卒業式に校外の友人、学校を辞めた人を連れてこないでください。
連れてきても正門で追い返されるだけだし、外でそんな騒がしい事態を招くと
せっかくの卒業式が台無しになります。
アルバイトや免許は卒業式後にしてください。
この時期に見つかって卒業式前日まで毎日登校して指導というのは
私もやりたくありません。
皆さんとよい卒業式が迎えられますように。
令和7年2月14日(金)