♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【学年経営】学年集会の作り方

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▼ 緊急の学年集会招集
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昨年もこの時期に生徒たちを集めて、
勉強するよう伝えていたこともあって、
今年もどうしようかなと迷っていました。

その後、担任会で相談したところ、
担任の先生方はやった方が良いという
雰囲気だったので、集会を企画しました。

しかし、自分としては思ったように
できなかったなと感じました。

そこで今回は、学年集会を
企画する時に気をつけるべき点を
振り返りながら書き起こそうと思います。


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▼ 何を伝えるか
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毎回決まっていることとして、
教務的な内容と生徒指導的な内容は
入れる傾向にあります。

例えば、考査に向けての雰囲気づくりや
身だしなみの乱れなどは
上手くやれていても確認の必要が
あるためです。

ただし、伝えたいことを
全て伝えてしまうと、前半の内容が
薄れてしまう可能性があります。

だから、優先順位をつけて、
3〜5個で収められるように
できたら良いのかなと思います。

また、1人がたくさんの内容を
扱うのも、効果が薄れるように
感じました。

ベストは1人1つ。3人から5人が
話をするということかなと
感じました。


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▼ 話す時間をどうするか
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長すぎても仕方ないと思い、
一人あたり3分でお願いしました。

実際に先生方は気を遣ってくださったので
短い方は30秒から1分程度で伝えていました。
これはこれで効果的だったので今回は
問題ありませんでした。
しかし、短すぎる状況が続くと、
効果が薄れるなということに
気づきました。

例えば
30秒を5人が立て続けに話したのでは
内容が頭に入ってきません。
短い時間の人もいれば長い時間の人もいる
という状況ならば、短い時間の人の話は
印象に残りますが、そうでなければ
「今日の話はみんな短かった」
という印象しか残らないのでは
と感じたのです。

結論としては、一人3分を目安として
極端に短くしないこと。
短い話が続くようなら、意図的に
長い話を挟む必要があるのです。


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▼ どのような雰囲気か
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最後に、ここを一番感じたので
しっかりと書き残しておこうと思います。
今回は先述の通り、
勉強する雰囲気作りのために
この集会を開きました。
ゆえに、一番初めに
”叱る”という雰囲気作りをする
必要がありました。

しかし、その雰囲気を
担当の先生方と
共有できていなかったので
上手く作ることができませんでした。

話す内容は完璧で、
何ら問題がないだけに、
この雰囲気作りを
きちんと設計してから
学年集会をやらなければ、
せっかくの機会が
台無しになりかねないなと
強く反省しました。

先輩の先生からは
初めにあなたが話すべきだった
とアドバイスをいただきました。
まさに、この雰囲気作りのためには
そういった工夫も必要かなと感じました。


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▼ 私流集会の作り方
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①集会の目的を明確にする
 何のために集会を開くか。
今回ならば、学習する雰囲気作りのため。

②集会で話す人を明確にする
 どなたに話してもらうか。
今回ならば、学習を司る
教務部の先生や、生徒指導部の先生など。

③雰囲気をどう作るかを決める
 話す人の順番や、話すときのトーンなど
どんな雰囲気で話を進めていくかを
担当の先生方と共有する。
今回ならば、厳しい先生を
スタートに持ってくるか
場合によっては私が初めに話をする。

④話す時間を決める
 一人目安3分でお願いする。
ただし、長くなったり短くなったりするので
長めにお願いします、短めにお願いしますなど
感覚的なものも可能なら伝える。
今回ならば、生徒指導の話は
先生の思いも深めてたっぷり話してください
3分は越えてもOKですなどと伝える。

まだまだ学年集会を開く機会は
多くあります。
今回以上に効果的な集会が開けるよう
頑張っていきます。


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