♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【中高生向け】日に焼けたプリント

おはようございます。今年からバレーボール部の顧問になったので、元同僚の先生から「ハイキュー」をお借りして、読み進めています。漫画の中の顧問が29歳のメガネ男子で、私と重なる部分も多くあったので、自分もこの人のように生徒たちのために頑張れる先生でありたいなと思いました。

昨日は1日授業を考えていましたが、やはりどんな生徒の反応があるのかを見ていない中で組み立てるのはとても難しく感じました。4月のような気持ちで臨めばよいのか、でももうすぐ6月という焦りも出した方が良いのか、いろいろ考えました。ふと、金曜日に掲示物の確認をしていたことを思い出しました。何も書かれていない係、委員会の表は日に焼けて変色し、そうかそれだけ時が経ったのだと思わせます。自分たちが進んでいなくとも、時は進んでいる。時を戻そうとするのではなく、進んだことをまず受け止め、その後にどう進めていけば感覚を取り戻せるか。それを中心に考えていくべきだと気づいたのです。世間では学びの遅れを取り戻せとばかり報道されていますが、大切なことは遅れを取り戻すために無理矢理進めることではなく、自分はどの時点から遅れてしまったのかを理解することです。中3生にとっては、もしかしたら1年生の内容がそれにあたるかもしれません。学校再開後にのんびり復習はできないかもしれませんが、20mシャトルランのように少しずつペースを早めていきましょう。

 

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