♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【中高生向け】上手な相手のディスり方(けなし方)

おはようございます。もうすぐ出校日ですね。学校へ行くのは面倒だという人も多いと思います。大丈夫です。その思いはあなただけではありません。私もです。そのことをいろんな人と話すだけで気持ちが少し楽になりますよ。

昨日は雨が降っていたので、お家でのんびり過ごしました。その中でこんな動画を見つけました。

 

【感動】キンコン西野が梶原に贈った手紙「20年間ありがとう」

https://youtu.be/V0EnKBy6cCk

 

西野さんはお笑い芸人で、YouTuberカジサックとキングコングというコンビを組んでいます。彼はお笑いだけでなく、絵本を作ったりさまざまな企画をしたりしています。この動画では、相方のことを完全にけなしていますが、同時に相方の炎上を応援するメッセージを送っています。

"炎上"は、たくさんのアンチコメントが寄せられる状態で、謝罪によって事態を収束させようとする人もいるし、そのまま炎上したことを利用して金儲けをしようとする人もいます。でも、それは多くが否定的なニュアンスを帯びていて、いたたまれない気持ちになってしまいます。

ただし、この動画の場合は違います。

ポイントは3つ。

①相方の炎上は私にとって悲しいこと「涙が止まりません」ではなく、良いこと「ヨダレが止まりません」と発言して笑いを取っていること。

②一部世間の声である「広告収入を得ている」を「何かの間違いかもしれません」と言って、訂正しつつ笑いを取っていること。

③相方の行動はオバさんである。あなたはオバサックである、と再びけなしながら共感できる表現を使って笑いを取っていること。

相手を攻撃するように見せかけて、相手を守り、なおかつ笑いを取る技術は、ごく限られた人にしかできないものです。しかし、こういうコミュニケーション能力や人間関係作りのために、もっと勉強したいなと思いました。

 

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