♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

献血の現状

1700字あります。

こんばんは。献血が必要だと言われていますが、現状はどうかを体験レポートの形で報告します。

 

◯受付時間

愛知県赤十字血液センターの場合、

成分献血

9:00~11:00/13:00~16:00
【400・200mL】

9:00~12:00/13:00~16:45

となっています。私は朝一番を狙って、9:15に現地へ着きました。

 

◯そもそも献血には大きく2種類ある

献血には大きく2種類あります。成分献血と、全血献血です。成分献血とは、採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。体内に戻すため、最短で2週間に1度献血ができるという特徴があります。血小板献血では、血小板減少症の場合に使われ、血漿献血では、外傷や外科手術に使われるそうです。(他にもありますが、イメージとして例を挙げました。)

もう1つは全血献血です。全血には200mLと400mLの2種類があります。それらは血液製剤に利用されるのですが、97%が400mLの血液を基に作られることから、200mLはすぐに受付が終了してしまうという特徴があります。

 

◯待ち時間は未知数

基本的に前日までの予約が優先で行われるため、予約なしで行くととんでもなく待ちます。その現状が知りたかったので待ちましたが、献血終了が12:15頃だったので、成分献血の場合は相当待たされることが分かりました。(今回は3時間)

全血献血ならばもっと早くできると思いますが、その場合も受付から献血開始までに1時間以上かかることは間違いなさそうです。

 

◯なぜ足りないのに待つのか?

2つあって、1つは立地条件にあります。献血ルームの多くは公共交通機関を使って利用しなければならず、この状況下で行きづらさがあります。しかし愛知県赤十字血液センターは自家用車で行けるとあって、その分混雑する傾向にあります。

もう1つは"3密"対策です。ご存知の通り、3密とは「密閉、密集、密接」のことで、これらを避けるために献血を行う場所は最大6台までしかなく、たくさん来てもらっても待たせざるを得ないのが現状なのです。受付のお姉さんは何度もペコペコ頭を下げていました。お姉さんは悪くないのに。

 

◯ベットの種類

ベットの上でスマホを使用することはできません。ただしその代わりにいろんなベッドが用意されています。テレビもあれば、一部の映画が無料で観られるものもあり、中にはタブレットが使えるものもあるのだとか。通信機器大丈夫なのかなと思いましたが、選択肢の中にあったので使えるのでしょう。

 

◯待合室

待合室ではお菓子や飲み物を自由に無料で飲み食いできます。飲み物の販売機の横にはティッシュが設置されていて、直接手でボタンを押さないように呼びかけられていました。

 

献血は誰でもできるのか?

200mLであれば、16歳から69歳まで。(男子体重45kg、女子体重40kg以上)400mLであれば、男性は17歳から女性は18歳から可能です。(男女とも50kg以上)

 

◯予約するには

カードを持っている場合は、直接電話をしたりネットから予約したりできます。ない場合は1度電話をして問い合わせてみると良いでしょう。初めての場合、いろんな情報の登録作業があり、時間はかかりますが、優しく教えてくれるはずです。

 

◯最後に

献血は不要不急の外出ではありません。足のない方々にとってはハードルの高いものかもしれませんが、健康な方はぜひ行っていただきたいと思います。ただし、このレポートは外出を促すものではないということは忘れないでくださいね。

 

参考文献

愛知県赤十字血液センター

https://www.bs.jrc.or.jp/tkhr/aichi/index.html

 

献血の種類についてのPDFファイルです

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000116959_3.pdf