♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.186「役割は自分で作るもの」

おはようございます。昨日は朝の更新をすっかり忘れていました。申し訳なかったです。今日はしっかりと更新しますね。昨日は、先生たちで「絆」という曲を合唱して、卒業生を送り出しました。彼ら彼女らの小学校時代思い出の曲だとかで、何人かは聞きながら泣いてくれました。かくいう私も歌いながら泣いてしまいました。1年後、あの合唱台にあなたたちが立つことを想像すると、それだけで泣けてきます。1年は早いですから、今日という日を大切にしてください。

先日、テレビに尾木直樹さん、通称尾木ママが出ていました。あの方は現場で教員の経験がある方なので、言葉にはとても説得力があるように感じました。多くの番組が、大人たちの「子どもたちが家にいるのが心配。昼ご飯の手間や小学校への送迎が大変。」という自分勝手な話題を挙げる中、尾木さんは、あなたたちの成長を手助けするために大人たちができることを話題にしていました。その1つを紹介します。それは、「家での役割をもつ」ということです。あなたたちには、一人暮らしの経験がないため、どれだけの仕事を親御さんにやってもらっているかは実感がもてないかもしれません。だから、一度自分から頼んでみるのです。中学2年生ともなれば、多くのことができます。料理、洗濯、掃除などなど。料理と一言言っても、材料を買ってくること、それを冷蔵庫にしまうこと、取り出して皿にのせたり、切り分けたりすること、調理すること、流しまで持っていくこと、洗うこと、棚にしまうことなど、やることがたくさんあります。その一部分でも良いからやってみましょう。それが今しかできない経験なので。もちろん勉強も遊びもあって良いと思いますが、自分の役割を作ることを経験しておくことは、将来役に立つことですよ。このクラスの目標、「2525(ニコニコ)〜日々成長し続けるクラスになる〜」にも十分関わる内容ですからね。

 

令和2年3月4日 朝の黒板メッセージ

4月7日まであと34日