♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

柳家小三治師匠独演会

こんにちは。春日井市民会館へ行ってきました。

久々の小三治師匠の落語は、懐かしく、とても気持ちの良いものでした。また、初めての独演会で「あの」マクラを堪能しました。

柳家三之助「転失気」

三之助師匠は、インターネット落語会のナビゲーターをされていたこともあって、親しみがもてました。転失気の正体を知っているお客さんが何人かいて、前半から笑っている方が何人かいました。

 

柳家小三治師匠「野ざらし

趣味の話から始まって、釣り、切手、バイク、レコードと映っていくうちに、習い事で「あくび指南」か、釣りで「野ざらし」かのどちらかだと感じました。小三治師匠が「YouTubeはダメだ。オレの落語が見られるもの。ああいうのは、お金をかけるものだけど、オレは全然知らない。」と言っていたのは、貴重な生のご意見だなと感じました。そして、私が個人的に好きな、釣り針を鼻に引っ掛けるシーンが生で見られて嬉しかったです。

 

柳家小三治師匠「粗忽長屋

マクラの最初に「そそっかしい」という言葉が出たので、これは「粗忽長屋」「粗忽の釘」「粗忽の使者」はたまた「堀の内」かと想像しました。浅草のワードが出た瞬間に、粗忽長屋を確信しました。粗忽長屋で好きなのは、いきだおれの前で八つぁんが「当人を連れてきますよ」と言う場面と、熊さんがいきだおれを見て「これ俺だ」と言う場面で、どちらとも大いに笑わせてもらいました。

 

人生全てが落語に出る、という小三治師匠の言葉通り、小三治師匠の人柄や生き方全てが詰まった素敵な会でした。やっぱり小三治師匠は最高です。また実家にあるDVD3枚を、じっくり観たいなと思った1日でした。