♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

勝負に勝ちはしたのだが…

おはようございます。昨日はおめでとうございました。
写真、1枚だけ印刷できたので飾っておきました。1人1人へは明日配ります。
トロフィーと写真・・・やっぱり最優秀賞は嬉しいですね。

そんな嬉しいことに水を差すような話ですが、気づいたことなのでここに残しておこうと思います。
昨日、撮影した動画を早速、例のスピーカーを使って聴いてみました。するとどうでしょう、今まで撮りためた動画と比べて、一番下手ではありませんか。なんだこれは!と耳を疑いたくなるような出来だったことが分かりました。(あのときは良いと思ったんだけどな・・・)

あなたたちは、合唱コンクールという本番で力を出し切れなかったことを考えると、もしかしたら「本番に弱いタイプ」なのかもしれません。いや間違いなくそうだと思います。だから、入試も力を出し切れずに終わる可能性が高い、そんな気さえします。
でも、私が言いたいのは、「だからあなたはダメな人間だ!」ということではありません。
「あなたは、本番に弱くても、目標を達成できるだけの力をもっている!」ということです。

先ほどの合唱で言えば、実力が出せなくとも最優秀賞を取るだけの(会場をざわつかせるほどの)歌唱力はもっていたということです。今考えてみれば、これはすごいことです。
これからはいよいよ受験に向けて本格的に動いていきます。目前に迫ったSテスト、期末テスト・・・。

そして本番は、一番早い人で1/30(あと97日)、遅くとも公立高校入試が3/8(あと134日)です。もしかしたらこれ以外にもたくさんの模試があって、その都度、思うような結果が得られないことだってあるかもしれません。
けれども、一喜一憂してはいけません。自分の力を出し切らなければならない場面で、一番大切なことは、焦らずに今までやってきたことを信じて「失敗したとしても達成できるだけの力を自分はもっている」と自信をもつことです。
今日から教室にお守りを置きます。みんなが第一志望校に合格できるよう、私がお祈りするためです。宗教的な問題があるため、みんなでお祈りしようとは言えませんが、お守りを見て、頑張るぞという気持ちで生活してもらえると嬉しいです。

 

平成29年10月25日 合唱コンクール最優秀賞の翌日の学級通信より(先行配信)