♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

大学生

久々に母校の愛知大学へ行って来ました。教員を目指す学生たちが真剣に模擬授業をし、生徒役に徹していました。それを見て私ももっと教材研究しないとなと思いました。

その中で気づいたことがありました。それは学生が真面目過ぎるということです。私も仕事に対しては真面目過ぎる面を持っています。お前は仕事以外に何かあるのか?と自問自答したこともありました。そんな時に銭湯に行ったり喫茶店で本を読んだりバッティングセンターでひたすら打ったりして自分のプライベートを充実させました。

しかし遊ぶのが専門のはずの大学生は、教員になるためには勉強が必要、模擬授業の経験が必要、現役の先生から学ぶのが必要と思い込んで、そこにしか目がいっていないように思えました。そんなことは現場に入ってから嫌というほどやるのにも関わらず。

私も現役時代は、勉強しておけば良い教員になれると思っていました。でも、勉強はもちろんですが、1番大切なことは人として魅力を持ち、この人の言うことを聞いてみようかなと思わせるだけの経験を積むことだと思います。大学時代散々遊んで、死んだ顔で講義を受けたこと。休日はひたすらアルバイトに打ち込んだこと。サークル棟の屋上で告白して、1ヶ月でフラれたことなど、大学生にしか経験できないことをもっと経験して欲しいなと思います。

それは今の自分の「ゆとり」につながっているのではないかと思います。我々ゆとり世代は、与えられたことをこなすことよりも、自分で考えて必要なことを暗中模索して、実行しようとたくさん努力して来た世代です。そんな経験をしていない今の世代に対しては、私たちにしか言えないメッセージをこれからも発信し続けていきたいと思います。