♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.185「返事の意味」

おはようございます。今日は卒業式です。365日後の3月3日には、あなたたちの卒業式がやってきます。来年の今頃は、南海トラフ巨大地震が起きない限り、去年までと同じような式が行われ、みんなと「群青」を歌うのだと想像しています。自分は担任としてか、元担任としてか、式に出られたら幸せなのだろうと思います。そしてこれまで関わってきた学年である、前任校の28回生、31回生、そして現勤務校で今高校2年生にあたる卒業生のことも、卒業式の度に思い出します。先生という仕事は、この日に終わりを迎えるのです。

卒業式にあたり、卒業生が行うこと。それは良い返事をして、卒業証書を受け取ることです。受け取ることは、よっぽどの事情がない限り誰でもできることですが、良い返事はなかなかうまく行きません。返事の4つの意味をYahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1297873772?ysp=6L%2BU5LqL44Gu5oSP5ZGz)で紹介していますので読んで欲しいのですが、どの意味であっても、日頃からの心構えが現れる言葉であることは間違いありません。3年間、懸命に頑張ってこれた人の「はい」は、力強く、心の奥底まで響き渡ります。2年間を振り返り、自分の返事に自信がもてないのであれば今日から頑張りなさい。最後の1年間は頑張れた、という「はい」は、また一段と自分の心に、親の心に、周りの心に響くことでしょう。

 

令和2年3月3日 朝の黒板メッセージ