♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.N「夢や大きな目的なんてなくていいことが科学的に証明された件」

https://youtu.be/Eqyt-fhsesc

 

こんばんは。私は元々心理学が好きでした。だから、メンタリストという人がテレビに出てきたときは、こんなに面白い職業があるのか!と感動しました。
彼は最近、テレビでの露出を控え、YouTuberとして活躍しています。彼の動画の中で興味深いものがあったので今日はこの話をします。
よく先生が、夢を持て!目標を高く持て!なんて言います。それは目標があればそれに向かって頑張れると思っているからです。しかし、彼は、目の前のやるべきことを一生懸命に取り組み、それをもっと余裕を持ってやりたいという「可能性」を模索することこそが目標となるのだと話をしています。なるほど、その通りだなと思いました。
スポーツ選手はルールが大きく変化しない中でやるべきことが明確で、それを幼い頃からコツコツとやっていれば自ずと一流選手になります。でも、多くの仕事は環境が目まぐるしく変化していって、今目指している仕事すらなくなってしまうこともあるかもしれません。彼もそこに言及していました。このことを踏まえて私が考えたことは次の通りです。
今は目の前のやるべきことをしっかりとやること。やらなければならない意味は、まだ分からないことが多いから、意味を全て理解するのは難しいが、どこかで役に立って欲しいという気持ちで取り組むこと。そして、自分にできること、例えば人と話をすることが上手とか、手先が器用とか、そういう漠然とした自分自身の可能性を知るためにいろんなことに挑戦すること。
同じ仕事でも、校種が変わるだけで仕事内容が大きく変化するように、いろんなことに挑戦することは大切なのです。


令和元年8月2日