♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

「逆転」

もし試合に負けている状態で、ツーアウトランナーなしの場面で打席が回って来た時、どんな気持ちで打席に立つ?やっぱり、ヤバいなぁとか、打てるかなぁとか不安が最初に来ると思う。それはみんな同じだよ。自信がないと言うけれど、自信がないのは普通だからね。自信がある方がおかしい。何も根拠がないのに、自信があるというのは過信だよ。ただ、自信のなさを減らすことはできる。

自分が試験を受けたときに、面接試験でフリーズ、固まってしまったことがあるんだけど、その時普通は「終わった」って思うんだろうけど、自分は「これでも合格できる自分はすごいな」って気持ちを切り替えたんだよね。だから自信があるわけじゃないんだけど、ハイ状態というか、なんか行けそうな気がするっていう状態に自分をもっていくために、普段から練習を頑張るしかないと思うんだよね。

最初に話をした、ツーアウトランナーなしの場面も、ツーストライクになってから逆転できたら、かっこいいなって思えるように頑張ってほしいわけ。自分としては、ツーアウトツーストライクからボテボテのピッチャーゴロが転がっても、ファーストでアウトの声が出されるその瞬間まで「何かある」って思い続けられるようにすることが目標。もちろん前例はない。ないからこそ、それを実現できたらかっこいいじゃん。これまで新人戦も春の大会も、逆転負けで敗れてきたのは、最後の中総体で、最後の最後に大逆転で勝つ伏線なんだと思ってる。今日から約2ヶ月、練習できるのはそのうち30日弱。自分に何ができるかを意識して頑張ろう。そのためにできることは応援するから。

 

平成31年4月30日 ソフトボール部、平成最後のミーティングより