♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

声を出す

みんなのノートを読んで、特に2年生は「声を出す」っていうのを課題に挙げてくれていることが分かったんだけど、そもそも何のために声を出すの?

 

流れをもってくる、盛り上げる、連携プレーの確認、味方がプラスになる声かけ…

 

もしも「声を出すこと」が目標だったら、こういうことってできるかな?常に声を出していれば、自然とこういうことってできるかな?あいさつ運動も。あいさつしてれば良い学校になるの?あいさつ運動は何のためにやっているの?

そう考えると、自分たちに足りないものって何だと思う?

 

協力、協調性、団結力

 

そう。それを体感するために声を出すんだよね。それで2年生に聞くけど、3年生とこれらを感じて練習できてる?そのために声を出せてる?

ここからは役割について話すね。あと40日ちょっとで3年生が引退する。そうしたら、私たちの代になる、思い通りにできる、そう思って練習してない?あの先輩がいなくなれば私がそこに入れる、そういう発想で練習していたら絶対にダメです。1年生は、まだ自分が教えてもらっているだけだと思っているかもしれないけど、それも違います。27人がそれぞれ役割を考えて、自分にしかできないことを考えて行動する、これがみんなにとって大切です。

今、2年生で試合に出ている、時々出てる人、ほとんど出れていない人、いろいろいるけど、その経験の違いも役割につながってる。チーム全体のために何ができるかを考えて練習に参加できると、もっと強いチームになります。

あと、顧問である私に不満をぶつけるのはいいからね。この間もキャプテンが、こうじゃないですか!って言ってきたけど、不満を言えるってことはそれだけ考えてるってことだから大事なことだと思うよ。何にもせずに、ただ不満だけを言う、そんなのはやめて。ただ自分はしっかりと考えてみんなに指示をしているから、それを理解しようとはしてね。お互い完璧ではないから、考えをどんどんぶつけ合って頑張ってやっていきましょう。

 

平成30年5月23日 午後練習で語ったこと

だいぶ記憶が薄れているので、こんな感じだったかなというイメージで文字起こししました。