先日、ある方から「道徳の授業を失敗した先生、ちょっと。」と声を掛けられました。決してパワハラではありません。笑
上手くいかなかったことを相談していたのでこう声を掛けられたのです。その時に紹介された本が
『厳選!教員が使える5つのカウンセリング』 米田薫著
でした。その中で、「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」という内容が特に勉強になったのでメモしておこうと思います。
一般的に問題が起きると、その原因を探って解決策を見つけようとします。でもその原因が複雑であったり、自分たちでは何ともならなかったりして効果が得られない場合があります。そこでポイントとなるのが「解決志向」です。つまり、解決像を確定し、リソース(資源・資質)を探索し、行動を起こす介入をすることです。具体的に説明していきましょう。
例えば、成績がなかなか伸びない時、原因を探らず、まず在りたい姿(面白いように解ける、成績が上がるなど)や、成績が伸びた時に今とどこがどう違うか(気持ちの面で前向きになる、積極的に机に向かうようになるなど)を明らかにして、そのために今日何ができたらいいか(目標を立てる、とりあえず机に座ってみるなど)を考えて行動に移していくということです。
理論上はわかりますが、何かしっくり来ない部分もあります。守破離!まずは型にはめて試してみて自分の方法を見つけていきたいと思います。