♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

考えるための道具

ブックレビュー?書評です。

今回は『考具』加藤昌治 CCCメディアハウス です。

http://books.rakuten.co.jp/rb/1542771/

 

これからの時代は、どれだけの知識があるかということばかりでなく、どれだけのアイデアが出せるかが大切になってくる時代です。そんな時代のニーズに応える形で登場したのがこの本ではないかと思い、手に取りました。

序盤はアイデアは、出す練習をすれば出てくるようになるというごく当たり前の内容が続き、正直失敗したなと諦めながら読んでいました。ところが中盤からアイデアを出す工夫がたくさん登場しました。

例えば、色を決めて様々なものを挙げていく「カラーバス」、子ども向けの商品開発の時に、実際しゃがみこんで世界を見てみるという「七色いんこ」、3×3の枠の中心にキーワードを書き、周りに自由なワードを入れていく「マンダラート」など様々でした。

全てに共通して言えることは、どんなにくだらないと思ったアイデアも自分で消去せず取っておくということです。私も日々、車を運転しながらアイデアをたくさん生み出していますが、メモせずに終わってしまっています。これからはたくさんのメモを取って、それらのワードを組み合わせて新しい発想を生み出したいと思います。

今思いつきました。今度生徒たちに定期考査作らせることで復習させるというアイデアがです。悪用するとエライことになるかもしれませんが、上手くやれば、生徒たちの新たな視点が養えるかもしれません。また仕事のこと考えてしまいました。プライベートなことを考えなければ!

プライベートで自然に仕事のアイデアが生まれ、プライベートらしいことをしなければと必死に仕事の意識で探す私。まさにワークライフバランスが崩壊していますね。