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キャリア教育その3

シリーズものです。今回は2年生の総合的な学習の時間について扱います。

前回お伝えした通り、総合学科では「産社」を1年次に学びます。そこで、自分のこと、社会のことを「知る」ことを目標として取り組みます。2年次はその学んだことと実社会とを「つなぐ」作業に入ります。校外へ出て実際に働く人たちへインタビューして、仕事のやりがいを見いだす授業や、校内へ大学教授を読んで学ぶ面白さを感じる授業が中心となります。

校外インタビューでは、仕事は何のために行いますか?という質問を投げかけます。私たち社会人は、どうやって答えるのが正解なのでしょうか?彼らが集めてくる答えの中には、お金のため、家族のためというものもありますが、やはり多いのが「人の役に立っているという達成感」や「仕事していて楽しい」という答えでした。最初は嫌々でも続けていくうちにその仕事の魅力に気づいてきたという意味なのでしょう。これは、社会人5年目の私にもとても勉強になる活動です。

大学の出張講義は、各分野に分かれて講義を二度聞きます。就職希望の生徒も聞かせる理由が、進学にシフトさせたい思惑も暗にありますが、1つのことを深く考える大切さを感じてもらうためだと考えています。自分にとって、このことは話していて楽しいだとか、もっと知りたいだとか思うものは必ずあります。それを大学の学問という枠に当てはめて考え直させる活動をここで行うのです。総合学科2年間の学びが、ここで完結を迎え、いよいよ自ら学ぶべき、進むべき道を定めて歩み出す時がやってきます。

この活動を本校では「課題研究」と名付けて、今まで学んだことやこれから学びたいことを深く考える活動を行います。この活動は3年次のものなので、詳細は次回に回します。ただ、2年次の最後にそのテーマを考える時間を設けています。高校2年生には酷な作業ですが、同時に必要な作業でもあります。総合学科としてこの部分が上手くできるかが、全国350校以上の総合高校の課題として挙がっているのです。