♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

卒業

今日は節目の日でした。今まで、最初から最後まで面倒を見るという経験はありませんでしたが、部活動の顧問として初めて経験することができました。
教育公務員という仕事は、一見こちらからたくさんのものを与えることが中心のように思われています。しかし現実は、教え子から先生のこんな言葉や行動が自分を成長させました!というコメントを聞いたり見たりして、何気ない言動を省みることが多くあります。
高校ではよく見られる光景ですが、部活動中に会議が入ることも多く、こどもたちに付いていられない時があります。そんな時「必要な時にいないんだから!」とよくこどもから言われていました。申し訳ないなとも思っていました。でも、今日3年生からもらったメッセージの中に、「それが逆に自分たちの気づきにつながった」というものがありました。
先生が勝手な理由でこどもたちに時間が割けなくても、それを前向きに捉えてくれる場合があります。それを知った私は、感謝とともに、身の引き締まる思いがしました。
先生をやっていると口癖になってしまう「それはあなたの責任」それは、よく考えて使わなければならないなと思い直した出来事でした。