♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

災害

南海トラフ巨大地震の可能性が叫ばれてから久しく時が経った。物心ついたかついていないかの時期に阪神淡路大震災が発生し、大学時代には東日本大震災が起きた。
そして、日本赤十字社をはじめとする様々な団体から防災、減災を呼びかけ、防災意識に高まりを見せているように見える。しかし、実際はそうではない。非常時に必要な知識、技術を学ぶ機会があっても決して自分から学ぼうとしない。たとえ学んだとしても、それを楽しかった経験として、時間が経てば忘れていくそんなものになっている気がする。
今日はアルファ米を調理した。しかし、ガスやハソリの準備などは全て社会福祉協議会赤十字奉仕団に頼りっきりで、何一つ学べていないような気がした。
4年目にして初めて、社会福祉協議会へ出向き、1から準備をしたが、普段自分は何も知らずに過ごしていたことを痛感した瞬間がいくつもあった。
世界は誰かの仕事でできている。
某缶コーヒーのCMにもあるように、いつか非常事態には、誰かのために働けるように色々な経験を積んでおきたい。