♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

イカ焼き

2日目ですね。まだ時間に余裕があるため、どんどん更新していきます。今日は地元の氏神さまへ初詣に行きました。そこの屋台で見覚えのある人が働いていることに気づきました。教え子です。
その人がとても人間のできた人だったのでわざわざ挨拶に来てくれました。そして、イカ焼きをタダで食べてくださいと言ってくれました。その時思ったのです。

先生は不思議な職業だな。 

想像してみれば、パイロット、スポーツ選手、パティシエ、デザイナー。どの職業をとってもプライベートの時は、こちらがその職業を意識することはありません。だから、その職業だと分かっていても深く考えずに挨拶、会釈程度で終わってしまうことが多いかと思います。
でも、先生は違います。どのような格好をしていても、やっぱりその人は、せんせい。本人は感謝しているかどうか分かりませんが、保護者の方からはよく「お世話になっております」と感謝されることが多いです。
こんな二十代の若造に頭を下げてくださる方にお会いするたびに、もっと自覚を持って仕事をしなければならないなぁと思います。だからこそ、横柄な態度を取らないようにしなければならないとも思っています。
公務員、特に教育公務員は尊敬の眼差しを向けられることも多くて調子に乗ってしまうこともあるかもしれません。でも逆に、謙虚で誰に対しても「おそれいります」という言葉が自然に使えるような生活をしたいなと思います。公務員は全体の奉仕者だと言われています。自分がやったった!ではなく、生徒にも保護者にも世間の方々にも、仕事させてもらっているという気持ちでこれからも頑張ります。

追伸
させてもらっているという言葉は違和感を覚えるかもしれませんが、させていただくは気を遣いすぎていて逆にバカにしているニュアンスになるため、使いませんでした。悪しからず。