砂の女

今日は安部公房の作品です。 主人公は男。新種の虫を探しに来て、村人に騙されて砂漠で生活するようになる話です。驚かされたのが、比喩の多さです。 頭痛が、鉛のひさしになって、めのうえにずり落ちてくる 沈みかけている太陽を、クレヨン色にぼかし、あた…

人を動かす「ひと言」心理学

最近小説ばかりだったので、たまにはと思いハウツー本に手を出しました。 心理学は以前から興味があり、もし今もう一度大学へ入学するとしたら心理学部に進みたいと思うほどです。 内容は大したことありませんでした。本当に、こう話せばこういう反応が返っ…

流星ワゴン

ドラマ化された重松清の作品です。 先週取り上げたifの内容に似ているようで似ていない不思議なストーリーでした。 自分の後悔のターニングポイントととなった地点へ戻り、現実は変えられないものの、悔いのないよう全力で抵抗する。その必死な姿に心打たれ…

キャリア教育その3

シリーズものです。今回は2年生の総合的な学習の時間について扱います。 前回お伝えした通り、総合学科では「産社」を1年次に学びます。そこで、自分のこと、社会のことを「知る」ことを目標として取り組みます。2年次はその学んだことと実社会とを「つなぐ…

ジャイロスコープ

今週の作品はやはり伊坂幸太郎さんです。日曜日献血の待ち時間中に何か読むものを、と思ってたまたま手に取ったのがこの本でした。 短編で一番心に残った話がifという作品です。 もし、あの時、ああしていればどうなったのか、と想像する。から始まるこの作…

人の気持ちを考える

天皇陛下のお気持ちを聞いて、様々な思いがこみ上げてきました。他人を思いやって、自分に何ができるのかを常に考えて動かれている天皇陛下は、まさに日本国民の象徴であることを改めて感じました。 さて、そんな中で周囲に目を向けてみると、やはり自分本位…

終末のフール

こんにちは。やっと手に入れたお休みをオリンピックと読書で費やしています。時々仕事をやると、仕事しかしなくなるからダメですね。 今日紹介するのは、伊坂幸太郎の『終末のフール』です。私は英語が大嫌いなので、フールって何だろうと思いながら読んでい…

図解&事例で学ぶプレゼンの教科書

読書本をアップするシリーズ第2弾。先週末は3泊4日の出張があったため、いきなり更新できませんでしたが、ようやく更新です。しかも小説でなく実用書です。 職業柄、こどもにプレゼンテーションを教える機会がたくさんあるのですが、自分自身が「上手くプレ…

トレセン

昨日前泊で、今日7/29からリーダーシップトレーニングセンター実施中。 終わったのが今の時間!明日も頑張ります。連絡取れない人すみません。月曜日には確実に返信します。

キャリア教育 その2

今回は、本校の総合学科の特色である総合学習を紹介します。第一弾は「産業社会と人間」略して「産社」です。 この授業は、本校では1年次の毎週月曜日の5、6時間目に履修すべきものと定められています。文部科学省のページには目標が以下のように示されてい…

遠野物語

今週初めての作品に選んだのがこの、遠野物語でしたが、とても読みづらく、失敗したなぁと思いながら読み進めました。 この作品は遠野地方に伝わる伝説をまとめたものであるため、もし読む場合は毎日4〜5話ずつ読むのが丁度よいと感じました。 内容は様々で…

読書習慣

キャリア教育を連続で書くのもあれなので、読書について書きます。 私はもともと本を読むのが嫌いでした。今となっては完全に間違いだったと分かるのですが、当時の本のイメージが「論理的で面白みのないもの」でした。章立てて展開していく評論は大嫌いでし…

志望理由書

キャリア教育第一弾は、志望理由書です。 内容は文字通りその大学、専門学校(企業)を志望した理由を書くものです。受験生の多くは、◯◯が学びたいから□□へ行くという考えで終わっています。しかし本校では、その後どうして行きたいか?まで考えさせています。…

キャリア

こんにちは。昨日、一件のメールが届きました。内容は「最後のブログの更新から1カ月が経ちました。そろそろ更新しませんか?」というものでした。 思い返してみれば、いつの間にかブログが習慣でなくなってしまっていました。毎日は無理ですが、また極力更…

6月16日

人生色々。私の大学時代の親友、Yくんの誕生日の覚え方である。 平成1年6月16日、まさに「いろいろ」である。 彼へのプレゼントは決まって好物のフィッツだった。「噛むとふにゃんふにゃんにゃにゃん」のCMで当日有名だったお菓子である。 彼はモノマネが好…

夢を見た。見たままを書く。私はまだ経験が浅いので大したことは言えませんが、現時点での考え方をお話ししたいと思います。今までボランティアに何度か携わってきました。携わるといっても自分自身が何かをしたわけではなく、こどもたちのやりたいという言…

コミュニケーション

コミュニケーション力の向上が叫ばれる昨今において、学校現場では何ができるのかという問題に直面している。しかしながら、そのコミュニケーションに対する認識はバラバラで定かではない。問題は取り上げるコンテンツにあるのか、それとも滑舌やイントネー…

運は貯められる

こんばんは。休みなく働き、1秒でも多く寝たいと思っていましたが、眠気が吹っ飛ぶ良い言葉が聞けたので更新です。私はTBS火曜ドラマ『重版出来』を毎週欠かさず観ています。今回は出版社社長の生い立ちがテーマでした。その中でこんな言葉が出てきました。…

火をつける

こんばんは。久々の更新です。楽しみにしている方もごく少数いらっしゃるので、その方のために更新です。あ、生徒もこのブログを読んでいるようですが、飽きて欲しいので難しい言葉を使います。ご容赦ください。今回のテーマはもちろん放火犯ではなく、心に…

生きる

現実を見つめれば生きているのが苦しくなる。かつて、そう言ってきた生徒がいた。生きるとは、どういうことだろうか。私が大学時代、落語を研究していたときに、誰が言った言葉だったか記憶がないのだが、こんな言葉があった。お客さんは、噺を聞きに来るの…

被災地

一昨日、激震が熊本を襲いました。そして断続的に非常に強い揺れが続いています。私たちの地域では南海トラフ巨大地震が起きることが確実と言われ、いつかは被災者になる覚悟が求められている。小学生の頃、当時は東海大地震という言い方で、地震発生のメカ…

結婚式

今日は友人の結婚式がありました。初めて挙式、披露宴、二次会と参加したため、色々なことを考えさせられました。今日の結婚式でとても良かったなと思ったことは、新郎新婦との距離感でした。私のイメージでは、なかなか遠くにいて声もかけられそうにない場…

担任との面談

こんばんは。やっと余裕が出てきたのでブログ投稿です。3年担任の先生との面談で、今のままならもっと上を目指すべきと言われ、元々希望していた大学よりもレベルを上げて受験することになりました。(結局受からなかったのですが。)ある日私が「すべり止め考…

始業式

いよいよ明日が入学式。思えば2年前、初めての担任が1年生で、全身全霊をかけて保護者の前で話をしたことを覚えています。そして、明後日が始業式です。自分の新3年生の始業式がとても印象に残っているので、今日はその話をします。◯担任は、やっぱりO先生私…

泣くほど濃い6日間

全国の高校生が集まって、リーダーシップを養成するスタディーセンターが6日間のプログラムで行われました。今日は、その宿泊先である山梨からようやく戻って来ました。そして来年度は必ず涙を流すほど全力でぶつかると宣言していたこともあり、目の前の生徒…

涙を流して仕事をしたい

最終章です。私は今まで、生徒の前で泣いたことがありません。それは、涙を流すほど個人に思い入れがないからかもしれません。先日、部活動の子たちの卒業式がありました。そこで涙を流しながら、ありがとうございましたと言う生徒の姿を見て、目に浮かべる…

不満を言わずに働け

私の大学時代の師匠からの言葉です。若い時には、若いという理由だけで色々な仕事を任されることがあります。そして管理職はそれを、不満を言わずにやって欲しいと期待しているそうです。ベテランには無理なお願いはできない。そうは言っても、不満を言う人…

言葉、言霊

言葉の力は想像を絶するものです。私の好きなアーティストの一人、MASHの「音楽をとめないで」の中にこんな一節があります。アメリカのピストルは世界さえも滅ぼすって、僕の言葉も、時に君をも殺す・・・一言で人を傷つけることはいとも簡単にできる。そんなこと…

他者意識の大切さ

センター試験までちょうど300日です。来年度は忙しくなりそうです。他者意識の大切さ。実はこのことは、最後の言葉としてこどもたちに話した内容です。でも、うまく言えなかった気がするので、改めて文字に起こします。デカイ言い方になるけれど、この世界で…

働きアリの法則

昨日は年度最後の日でした。ゆっくり語りたくて色々準備をしましたが、結局時間が足らず一言になってしまいました。そこで、語りたかったことをシリーズで書いていきたいと思います。なお、来週から1週間山梨の東照館で指導者として、いわゆる遠征をしてくる…

止まない雨はない

色々なことがあった日に、様々な言葉に出会える。きっと、言葉が自分に会いに来てくれているのかもしれない。この間、しんどいなと思ったときにタイトルの言葉に出会った。今は雨が降り続いていても、いつかは止んで世界が晴れ渡る日がやってくる。だからそ…

ジレンマ

人は様々なジレンマを感じながら生きている。勉強しなければならないけれども遊びたい、痩せたいけれども食べたい、などなど。それらの気持ちを言う時は、おそらく誰かにどちらか選んで欲しいという気持ちがあるのではないか。例えば、私が眠たいけど仕事し…

破壊的に忙しい日々

連続更新記録途絶えるほどの忙しさ。毎年恒例のアレである。私が話題にしたいのはそこではなく、もはや自分にどのような出来事があったとしても、様々な役割の中で守るべき期限が襲ってくるということだ。人は様々な役割を持ち、それぞれ決まったペースで仕…

青は藍より出でて藍より青し

今日、尊敬する青森の先生からメールが届きました。先月から何度も添削していただいたワークシートの完成を讃える内容でした。レジュメですが、文句なしです。すばらしい!!!(ぶっちゃけ、私も今後そのまま使いたいくらいです)という言葉には、タイトル…

書きたいことがない

ブログを毎日書いていて、いつかネタ切れになるのではないかと思っていましたが、ネタ切れの前にモチベーションが途切れてしまいました。何事もモチベーションがなくなってしまったとき、初心に返ります。元々私は文章力を磨くために始めたのですが、結局自…

真田丸

大河ドラマを毎週楽しみにしています。今週は、大名に付かず小県郡の国衆たちのみで国を治めようといいつつも、やっぱり真田がトップに立とうと言い出す回でした。上に立つものの資質は、ブレない発言にあると思っていました。でも、大名でない真田はブレに…

白星と黒星

気になるという声をfacebookやlineで寄せてくれた人のために説明をします。勝負の世界で、勝ったときに白星、負けたときに黒星と表現します。これは相撲用語が語源らしく、相撲の星取表(対戦成績表)に書かれていたことが始まりだそうです。では、なぜ白が勝…

将来の夢

将来の夢は何ですか?という質問に対して、どのレベルで答えられるかを調査する機会があった。まず何も考えられていない人は、ないと答え、今が楽しければ良いと言う。生きていて苦しいという人もいるくらいだから、まだマシなのかもしれないが少し心配だ。…

仏様の指

仏様がある時、道ばたに立っていらっしゃると、一人の男が荷物をいっぱい積んだ車を引いて通りかかった。そこはたいへんなぬかるみであった。車は、そのぬかるみにはまってしまって、男が懸命に引くけれども、車は動こうともしない。男は汗びっしょりになっ…

卒業

今日は節目の日でした。今まで、最初から最後まで面倒を見るという経験はありませんでしたが、部活動の顧問として初めて経験することができました。教育公務員という仕事は、一見こちらからたくさんのものを与えることが中心のように思われています。しかし…

師匠

毎週月曜日はプロフェッショナルの日だ。しかし、今週来週はNHKがサボったので身近なプロフェッショナルを紹介したい。今週の師匠は、私が大学1年生の時からお世話になっている方だ。自分と4回りも上の方なので、見方によってはおじいちゃんと孫なのかもしれ…

名前

民主党と維新の党が合流するらしい。それが良いかどうか、仕事柄話すことができないものの、やはり名前を大切にしたいという気持ちについて言及したい。私は今まで、名前に携わることが多くあった。大学の後輩の芸名決め、ある団体のスローガン、キャッチコ…

全国デビュー

今日は日本赤十字社本社へ出張でした。会場には、青少年赤十字に携わるプロフェッショナルがたくさんいて、かなり刺激を受けた。私も負けじと、質問したいこと、自分の分かることは全て言い切った。青少年赤十字では自分でボランティアを企画するワークショ…

災害

南海トラフ巨大地震の可能性が叫ばれてから久しく時が経った。物心ついたかついていないかの時期に阪神淡路大震災が発生し、大学時代には東日本大震災が起きた。そして、日本赤十字社をはじめとする様々な団体から防災、減災を呼びかけ、防災意識に高まりを…

職人

昨日のNHKプロフェッショナル 仕事の流儀では、漆カンナ職人とヤスリ職人が出演していた。彼らもまた、現状に満足せず常に上を目指していた。プロフェッショナルに出演する人たちは、このブログで何度も言っているかもしれないが、自覚はないのだと思う。た…

女城主

毎年家族で、岐阜県恵那市にある岩村酒造へ行き、酒開きを堪能する。今年は事情があって行けなかったが、お土産のお酒をいただくことができた。一番搾りの新酒。フルーティーな味わいが気分を良くさせる。そのお酒は、毎年我が師匠の自宅へお届けにあがる。…

働くことのやりがいとは何か

これは、私が今年度の1学期に生徒に課していた課題である。最終的な結論として、書いてきたメッセージは次の通りである。人の為に役に立てること人の笑顔を見ること好きなことをやってお金を稼ぐこと一生懸命やって結果を出すこと辛い気持ち以上に、嬉しい気…

電車のメリット

久々に昨日電車に乗った。通勤時間を考えたら明らかに非効率的な手段だが、こちらも良いところがある。①自由に時間を使える私たちは決まったルールなく何かをすることができる。②考えられる①にも通ずることですが、やみくもに考えず自分の意志で伝えることが…

ゆとり世代

最近、テレビや雑誌で取り上げられている「ゆとり世代」それらのほぼ全てが、マイナスのイメージを膨らませたものであって、正しく捉えられていないように思える。私たちの世代を、私たちの視点で考えてみたい。ゆとり世代の口癖「どうせ習ってないし」の意…

喫茶店

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 橋本さとし風のナレーションで。今井は、1日の終わりに必ず立ち寄る店があるという。地元の暖香という喫茶店だ。「コーヒーを飲みながら、自分の時間を味わうんです。ブログを書いたり、本を読んだり、うとうとしたり。1日…