♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.59「日本製品不買運動」

おはようございます。今日は身なりチェックがありますが、問題なく乗り切れるでしょうか。普段からきちんとしていれば何も心配することはありません。正しい身なりで中総体の応援やおでかけができるようにしましょう。

最近、日韓関係がよくありません。詳しくは調べてほしいのですが、韓国の徴用工として働かされた人々が、一斉に裁判を起こしたことがきっかけです。それに対して日本は第三者に入ってもらおうと働きかけましたが、何も進展はなし。そのせいか分かりませんが、日本が韓国に対して輸出の制限をし、それに対して韓国は不買運動をし…。お互い意地を張り合っても何の解決にもならないんですけどね。そんな単純なものではないか。

 

令和元年7月4日 朝の黒板メッセージ

NO.58「進むキャッシュレス化」

おはようございます。昨日の希望を集計したら5組単独で1位と思われる曲がありました。全体で確認して、5組の希望として提出します。ちなみに6が全クラスで人気だったようです。あの曲は歌いやすいですが、人々を感動させるのは相当な努力が必要になりそうです。

最近、「スマホ決済」という言葉をよく耳にします。お札、硬貨での支払いがあたりまえだったのが、クレジットカード、電子マネーが登場し、今や現金は時代遅れなのかとさえ思ってしまいます。目の前にお札があると、このお金をどう使おうとか、働くようになれば、自分の力でこれだけ稼いだのだとか、実感がわきます。でも、キャッシュレスになったら、どれだけの人がお金の大切さを感じて、支払いをするのでしょう。何歳になっても、目の前の自販機でジュースを買おうか迷ったあの頃を忘れずに生きていきたいなと思います。

 

令和元年7月3日 朝の黒板メッセージ

NO.57「何を大切にするか?」

おはようございます。今日の6限は約3ヶ月後の合唱コンクール選曲です。文化祭は自分たちのため、というよりはお客様のためという面が強いので、選び方が重要になってきます。私は中3の時に、NHKCBC合唱コンクールへ出たことがあるので、その経験が生かされればよいなと思います。

昨日から商業捕鯨、つまり私たちが食べる目的でクジラが捕獲されるようになりました。これは、古くからある日本の食文化にクジラを食べる習慣があって、その文化を守るためです。

一方、世界的に見ると、クジラは絶滅の危機にあるため、捕獲すべきでないとする国が数多くあります。種によっては数が多くいたとしても、クジラ自体を守るためには当然の考え方です。絶滅のおそれのない種のクジラを捕獲し食文化を守ろうとする日本と、クジラ自体を守ろうとする国々。この間には大きな隔たりがあるようです。

 

令和元年7月2日 朝の黒板メッセージ

NO.56「1年後のあなたへ」

おはようございます。今朝は激励会です。1年、2年と応援される側だったあなたが、とうとうされる側となった今、これまでの自分に対して悔いはないですか?もうすぐ1学期が終わり、ほとんどの人は夏休みを受験勉強にあてます。毎日がしんどくて辛い日々になると思いますので、今日の応援歌を励みにしてください。

私の母校には、この学校の激励会にあたる「壮行会」がありました。でも応援歌はなく、ただ一心に校歌を歌ったことを思い出します。歌というのは、一緒にいる仲間や先輩、後輩とのつながりを感じさせるものです。3年生になった今、あの頃憧れた先輩はもうおらず、自分自身が思い描いた先輩となれたでしょうか。先輩として接することができるのも残りわずか。下級生が歌う応援歌を聞きながら、もう二度と来ない中学校生活を大切に過ごしてください。

 

令和元年7月1日 朝の黒板メッセージ

気づきの大切さ

この教室はキレイ?

汚いと思った人、どこからそれを感じた?

→机や椅子が整頓されていないところです。

→黒板は掃除できていると思います。

この教室の床はキレイ?

分からないなら、隣のクラスを見てごらん。これが他と比較するってことだよね。

これをソフトボール部に置き換えると何?

→グローブやカバンを並べること。ベースやボールを片づけること。

→グラウンド整備をすること。

 

ちょっと聞きたいんだけど、この間の練習試合で、とんぼをかけていたら、相手チームの子たちが奪ってきたよね?なぜだと思う?

→自分たちのグラウンドだから、相手にやらせたくないって思ったから。

 

そう。その気持ちが足りないの。どこで試合をやったとしても、やってもらうという気持ちなら、相手のグラウンドで相手のペースで試合を展開されて、そして負ける。自分たちのペースでやるために、最初のグラウンド整備からやってやろうという気持ちがあれば、チームが勝つ可能性が高くなる。だから、試合前から勝負が始まっていることを忘れずに。勝負はあなたたちにかかっている。

 

令和元年6月30日 1年生に向けて

 

 

NO.55「仕事に就くということ」

おはようございます。"中途半端"な台風も過ぎ、金曜日を迎えることができました。2週間後には1学期が終わります。このクラスになって経験したこと、クラスだけでなく部活動や習い事で頑張ったことをよく思い出して、よい形で夏休みが迎えられるように1日1日を大切に。

今日の5.6限には職業講座があります。仕事を考えるにはちょうど機会ですね。2学期には職場体験もありますから、少し意識して「働く」ことに向き合えるとよいかなと思います。私が"せんせい"として、やりがいを感じるのは、自分の思いを伝える機会がたくさんあって、伝えた言葉がよくも悪くもあなたの中に残せることです。今日受けた講座の中で、その人が感じているやりがいや思いは、きっとあなたの仕事選びの大きなヒントとなりますよ。

 

令和元年6月28日 朝の黒板メッセージ

NO.54「予鈴は何のためのものか」

おはようございます。明日の職業講座のために少し変わった時間割になっています。天気が心配ですが、プールに入れるとよいですね。バッグの置き場所はよく考えて必要があれば相談に乗ります。

先日、生活委員の人達と予鈴について考えました。予鈴が鳴って本鈴が鳴るまでの過ごし方は、どのような形が理想的なのでしょうか。予鈴の「予」は「あらかじめ」と読めます。どんなことを「あらかじめ」する時間なのか。周りから指示されて強制的に動くのではなく、自ら気づいて考えて、実行できるとよいですね。

 

令和元年6月27日 朝の黒板メッセージ