♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.191 夢の舞台へかけ上がれ!!

おはようございます。昨日、故事成語のプリントをチェックしていて、ふと思いました。なぜ同じプリントなのに同じミスをするのだろうと。その答えは、目の前のことが「作業」になっているからです。もちろん手に負えなくて、そうなってしまう状況も気持ちもよく分かります。しかし、家庭学習の優先順位はそんなに低いですか?場合によっては最優先に取り組んでもよいのではと思います。

今日の言葉は先週の「10年後の自分」※に大きく関わるような気がします。「舞台」というと、例えば運動部で言えば大会、文化部で言えば披露の場なのかもしれません。でもそれに限らず、自分が1年後、3年後、5年後、どこでどんな風になっていたいか、と考えるこど「夢の舞台」につながるような気がします。目の前のことだけ考えて生きるのはもうやめませんか?いつの間にか1人取り残されてしまいますよ。

※10年後の自分を考えて、スピーチしようという課題に取り組んだ総合の学習の時間のこと

 

平成31年3月12日 朝の黒板メッセージ

NO.190 One for all All for one

おはようございます。今週は集会からスタートです。気持ち良いスタートが切れるように先見して、準備しておきましょう。同時に今日は、あの震災から8年の日です。私たちもいつかは震災に見舞われ、被災者となります。家に帰ったら、もしもの時のことをよく相談しておきましょう。

今日の言葉はNO.184とほぼ同じ言葉ですが、今回はラグビー五郎丸歩選手の言葉とともに考えます。この言葉の意味は「見返りを求めず、誰かのために無心で頑張る」ことだとは言います。1人1人が自分のできることを頑張れれば、素敵な2年生になれると思います。初めに学級通信で書いた「人の役に立てる人」になれていますか?1年生の残り数日をよく考えて大切に過ごしてください。

 

平成31年3月11日 朝の黒板メッセージ

NO.189 がむしゃらにやるだけじゃだめ

おはようございます。1週間が終わろうとしています。3月も1週間が過ぎました。2年生としての自分はもう想像できましたか?後輩に向けて話ができる先輩というのは自信があって、常に他人のことを思いやれる人だと思います。どんな自分になりたいか。今日の6限やいろいろな場面で考えていきましょう。

今日の言葉は「がむしゃらにやるだけじゃだめ。人の事を考えて行動するのが先。」です。頑張っていれば、誰かが認めてくれる。それはもちろんその通りなのですが、そこには「人の事を考えて」ということが入っていなければなりません。ただ、人のために頑張ったことがありがた迷惑になることだってあります。だからいつも、周りの人たちの気持ちを考えて行動することが大切なのだと思います。

 

平成31年3月8日 朝の黒板メッセージ

NO.188 明日のことは気にするな

おはようございます。今日は公立高校の入試の日です。きっと帰った後には問題が掲載され、テレビで解答速報が流れます。2年後、自分たちが受ける試験を5教科すべて見てみましょう。もしかしたら私立高やその他の進路を選ぶこともあるかもしれませんが、解いておく、見ておくということは大切なのです。

今日の言葉は「明日なんてわからなくてもいい!今日を全力でいきるために!」です。この言葉は、私が普段から言っている「先見」と反対のことを言っているようですが、そうではありません。目の前のことを全力でやり遂げるためには、将来のことを気にせず思い切ってやり始めなければならないことが世の中でいくらでもあるという意味だと私は思います。これからどうなるか分からないけれど、とりあえずやってみる。みんなにとっても必要なことですよ。

 

平成31年3月7日 朝の黒板メッセージ

NO.187 人に大切なのは自信をもつことだ

おはようございます。3年生が卒業し、みんなは新2年生に一歩近づきました。私は今日から「2年生」という言葉を使って、話をしていこうと思います。もしかしたらいろいろな場面で他学年の先生が見に来たり参加されたりということがあるかもしれません。こんな先生が来ても"良い意味で"変わらずやれることを期待します。

今日の言葉にはやはり「自信」に深い意味があるように思います。自分の力や能力に100%自信があって、何も不安がないという人はまずいません。(思い込んでいる人はいるかもしれませんが。)ただ、他人と比べて自分が勝(まさ)っているか劣っているかを考えて、自信をなくすこともまた違います。昨日の自分よりも今日の自分が何となくよく感じて、何となく成長している感じがする。これが「自信」なのかなと思います。

 

平成31年3月6日 朝の黒板メッセージ

NO.186 名脇役として臨む

おはようございます。今日は卒業式ですね。朝は読書ですが、その後はギリギリまで合唱練習です。私はいろいろと仕事があるため、一緒にいられないことの方が多いですが、自分達で声をかけ合って1日を過ごしましょう。

今日の言葉は「主役にならなければ名脇役になればいい」です。主役になりたくてもなれないことや脇役に徹することはよくあります。今日も、主役である3年生がよい形で卒業できるよう、名脇役になる必要があります。我慢が続く瞬間もありますが、最後の最後まで厳粛な雰囲気の中、送り出してもらいたいと思います。

 

平成31年3月5日 朝の黒板メッセージ

NO.185 三矢(さんし)の教え

おはようございます。昨日は桃の節句でしたが、何かそれらしいことはしましたか?最近はあまり節句を気にしない家庭も多いようですが、それぞれの季節にあった食事やお祝い事は日本の大切な文化ですから、せめて覚えておくようにはしておきたいものですね。

今日の言葉は「1本の矢だと折れるが、3本の矢だと折れない」です。由来は戦国武将、毛利元就と言われています。この言葉には元就の息子3人の結束の大切さが説かれていて、協力することの必要性も説かれているように思います。まずは明日の卒業式。1人1人が厳粛な雰囲気で臨むことがよい式とされています。予行ではどんな姿が見られるか、とても楽しみにしています。

 

平成31年3月4日 朝の黒板メッセージ