♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

No.57 伝統の意味

おはようございます。土曜日に高校野球愛知大会の開会式が中継されていました。100回の歴史と伝統がある大会とあって多くの人がテレビに映っていました。そして前任校、出身校も映って、何だか懐かしい気分になりました。その後、ある学校の校長先生にお会いした時、こんな話をされました。

「何十年と歴史を重ねていく中で、特に学校は伝統として受け継がれているものがあると、自分の帰る場所があるような気がして嬉しいものです。だから、学校は自分たちのためだけにあるのではなく、これまでの卒業生のためにも存在しているのだと気づかされました」

朝の激励会※も、本校の良い所を受け継いでいこうという気持ちを形にしたものです。力を尽くしてくれることを期待します。

 

※部活動壮行会のようなもの

 

平成30年7月2日 朝の黒板メッセージ

NO.55 恩師からの手紙

おはようございます。昨日、家へ帰ったら大学時代の恩師から封筒が届いていました。中を開けてみると、今までご自身で書かれた文章(雑誌に投稿して採用されたもの)や年賀状が集録された本が入っていました。非売品の自主制作だそうです。

私はその方に、大学生のときも高校の先生になってからもずっと相談させてもらっていました。うまく文が書けなくて困っていた時にも、「ワシもうまい文章を書くために毎月雑誌へ送っている」と言われ、定期的に文を書こうと決めました。それがブログとなり、月一度の黒板メッセージとなり、いつの間にか毎日に。

自分がこの力を磨きたい、あの人に近づくために毎日何かを続けて行きたい、その気持ちがあれば、自分自身を変えられるはずです。私はまだまだ未熟ですが、今日も黒板にメッセージを書いています。

 

平成30年6月28日 朝の黒板メッセージ

NO.54 ごまをする

おはようございます。昨日話していたこの言葉がどうも気になって仕方なかったので調べてみました。「ご機嫌取り」の意味で、自分の行動に対して使う場合は多くありませんでした。ここでは、この言葉の真意をみなさんへ説明します。

生きていく中では、必ず誰かと協力しなければならない場面に遭遇します。もちろん協力でなく、支えることも支えられることもあります。そんな中で周りの人と距離を置いたり敵対したりすることに何の意味があるのでしょうか。それこそ「意味わからん」です。

同級生、後輩に対しては「思いやり」「気遣い」で十分なのですが、先輩、年上の方だと、なかなか分かってもらえないことがあります。だからこその「ごまをする」。相手が気分良く接してくれるよう力を作ること、これが大切だと思うのです。

 

平成30年6月27日 朝の黒板メッセージ

NO.53 反省は自分の中に

おはようございます。今日素点確認をした後に、早ければ明日、明後日あたりに個票ができあがります。この資料が個人懇談の大切な材料になりますので覚悟しておいてください。

今日の話題はサッカーです。日曜日の試合の後、こんなコメントが出ていました。

香川選手へのインタビュー

「次回のポーランド戦へ向けて、チームに伝えていくことは?」

「ただ何より大事なのは自分たちがどう戦うか。自分自身はそこをしっかり問いただしていきたいと思います。やっぱり次、勝たないといけないし、そのためにどう点を取るか。今日はシュートゼロなので、それは悔しいし。バイタル※でどれだけ受けられるかという状況を作り出すためにも、自分自身もっと工夫が必要だと思います。」

世界で戦う人の心構えは勉強になりますね。

 

※バイタル…バイタルエリアの略。サッカーにおいて得点につながりやすい活動が起こる地帯を示す言葉である。

 

平成30年6月26日 朝の黒板メッセージ

NO.52 合唱で伝える想い

おはようございます。いよいよふれあい学級本番の日がやってきました。年に一度のこの日を楽しみにしている方も大勢いらっしゃいます。移動、整列、そして合唱も、最高の姿が見せられるよう頑張りましょう。

昨日、リハーサルの時に2、3年生の歌声を聴いて、何か感じたことはありましたか?単に「上手い」ということだけでなく、曲に対する姿勢、気持ちの強さが全く違っていました。自分の出番が終わっても、先輩の姿を目に焼きつけめ、一年後、二年後へ向けての目標を考えてほしいと思います。

 

平成30年6月23日 朝の黒板メッセージ

NO.51 卒業生からの手紙

おはようございます。今日からテストが返却されます。テスト直しがあなたの実力UPにつながりますので、必ず行なってください。大切なのは点数ではなく、どこで点が取れていて、どこで点を落としているかですよ!

先日、いろんな高校から手紙が届きました。卒業生の現状報告で、どの内容も「あの人は変わっていないな」と思わせるものばかりでした。その中で気になったのは「高校は中学校の時に比べて授業の進み方が違う」という言葉です。今、この生活リズムに慣れている人は大丈夫だと思いますが、時間が上手く使えていないという人は、さらに追い込まれることを暗示しているようです。テストを機に、どの時間をどう使ったら良いか見直してみましょう。

 

平成30年6月22日 朝の黒板メッセージ

NO.50 続けること

おはようございます。期末テスト最終日。悔いのないよう頑張りましょう。今回で50コ目のメッセージであり、もうこれだけみんなの過ごしてきたのかとしみじみ思いました。何事も「続けること」で初めて気がつくことがたくさんあります。このメッセージで言えば、もっともっと前向きな内容を増やしたいな、前向きな日本語を伝えたいな、ということでした。とりあえずNO.100に向けて頑張るぞ!

 

平成30年6月21日 朝の白板メッセージ